ゲームや配信におすすめのオーディオインターフェース5選!入力端子や機能についても

ゲーマーの方や配信者の方はオーディオインターフェースという言葉を聞いたことがあるという方がほとんどではないでしょうか。

近年では音楽界隈にとどまらず、ゲーム界隈やYoutubeやTwitchなどの配信者界隈でも注目を浴びています。

「音質に拘り視聴者の満足度を上げたい」

「ゲーム部屋にあったらかっこいいじゃん」

理由はともあれ、オーディオインターフェースについて解説の後、おすすめ機種を紹介していきます。

オーディオインターフェースとは

オーディオインターフェースは、アナログ信号源とデジタル信号処理装置の橋渡しをする装置です。標準的なマイクやサウンドカードよりもはるかに高い音質を実現するため、音楽制作のプロセスにおいて重要な役割を担っています。

オーディオインターフェイスは、スタジオ録音やライブ演奏に使用することができます。ミュージシャンが楽器やマイクなどの音源をコンピュータやデジタルオーディオワークステーションに接続するためのものです。

オーディオインターフェイスは通常USB・FireWireによる接続ですが、ハイエンドモデルはサンダーボルト接続を取り入れている機種もあります。オーディオインターフェイスの内部では、アナログ信号がMP3、AIFF、WAVなどの異なるデジタルフォーマットに変換されます。

ほとんどのオーディオインターフェイスは、バランスライン入力、マイク/インストルメント入力またはデジタル入力の形で、通常、入力と出力の配列があります。

ハイエンドのスタジオグレードのオーディオインターフェイスは、MIDI接続、ゼロレーテンシーモニタリング、原音に近い音質、オーディオ信号をルーティングして増幅するプリアンプなどの機能をフルセットで提供します。オーディオインターフェイスを使用することで、プロレベルのオーディオレコーディングや編集を行うことができます。

値段は1万円の機器から20万円以上の機器と大きく分かれていますが、値段が高いオーディオインターフェースが必ず自分にとって最適という訳ではないので、自分の使い方に適したオーディオインターフェースを見つけることをおすすめします。

配信でのオーディオインターフェースの必要性

通常ライブ配信を行う場合、スマートフォンやPCだけでも配信が可能です。

しかしPCやスマホのマイクは、あくまで通話機能レベルであり、高品質な音声で配信したい場合やリバーブなどの効果を付けたい場合においてオーディオインターフェースは必要不可欠なデバイスです。

近年では、オーディオインターフェース内蔵のマイクなども主流となっていますが、高音質や低ノイズを求める人も多いため、配信のクオリティを上げるためにオーディオインターフェースを導入する方も多いです。

ゲームでのオーディオインターフェースの必要性

ゲーム実況において音声は視聴者を楽しませるための非常に重要な要素です。

ゲーム配信を簡易的に行う場合、USB接続のマイクやヘッドセットをPCに繋いで配信すると思われますが、実際はシリアスな展開での息遣いや、激しい戦闘シーンなどでの、ダイナミックな声色など、抑揚が多い場面ばかりです。

視聴者にリアルな音声を届けたいのにノイズや音割れが多い音声では、コンテンツがどれだけ面白くても視聴者には不快感を与えてしまいます。

その点で、オーディオインターフェイスは、44.1kHzから192kHzまでのさまざまなサンプリングレートに対応しており、音質の向上やさまざまなオーディオソースを高精細に記録することが可能です。

さらに、プリアンプ・低ノイズ処理・ダイレクトモニタリング機能、サードパーティーとの互換性などを備えていることが多く、コンテンツ配信になくてはならない存在です。

音質は向上する?

実際にオーディオインターフェースを導入することで、音質が向上するか疑問を持つかもしれませんが、ここでアーティストのレコーディングで例えてみましょう。

アーティストが新曲をリリースするために、当然ですがレコーディングを行います。

レコーディングスタジオでレコーディングを行う場合は、マイクからオーディオインターフェースを通してPCに送るのが一般的です。

しかし、オーディオインターフェースを使わないとなると、自身の歌声をスマホで、録音しレコーディングエンジニアに渡すこととなります。

スマホの録音音質とレコーディングスタジオでの録音音質を比べると、その差は一目瞭然です。

さらにオーディオインターフェースには、音声にエフェクトをかけることができる機種もあります。

配信中のここぞという場面で、音声にリバーブをかけることで伝えたい言葉を強調させることも可能です。

オーディオインターフェースの選び方

ミキサー型のオーディオインターフェース

オーディオインターフェースの種類に、ミキサー型のものがあります。

ミキサーとは、様々な入力信号を一つにまとめたり、ノブやフェーダーから直感的に音量や音色を変えたりできるデバイスです。

ゲーム配信において、ミキサー型のオーディオインターフェースのメリットは、操作性が優れていることです。

配信中に音声にエフェクトをかける場合でも、PCから操作するよりも、手元のミキサー型オーディオインターフェースからワンタッチで行うほうが、スムーズに操作が可能です。

視覚的にもミキサー型は優れており、今のセッティングの状態を一目で確認することもできます。

入力端子の対応

オーディオインターフェースの入力端子は、XLR(キャノン)端子とTSフォーン端子の2種類に大きく分けられます。

XLR(キャノン)端子は、主にマイクを接続するための入力端子です。

TSフォーン端子は、ギターやベース、シンセサイザーなどの楽器を接続する入力端子となっています。

入力端子には、他にもオーディオ機器を繋ぐRCA端子や、MIDIキーボードを繋ぐMIDI端子などもあります。

ではここで、USB接続のマイクはどうなの?と疑問を持つ方もいますが、残念ながらUSB接続のマイクはオーディオインターフェースには使用できません。

USB接続のマイク内には、PCにデジタル信号を送るためのオーディオインターフェースが内蔵されています。

オーディオインターフェースは、アナログ音声信号をデジタル信号に変換する機器のため、デジタル信号を入力することは、原理的に不可能という訳です。

じゃあUSB接続マイクがあれば、オーディオインターフェースはいらないの?と思われますが、あくまでUSB接続マイクは、簡易的なオーディオインターフェースが内蔵されているため、高品質な音声信号を入力することはできません。

機能

オーディオインターフェースの機能の一つにループバック機能があります。

ループバック機能とは、PCの再生音をオーディオインターフェースに取り込み、そのまま、配信できる機能です。

通常PCの再生音は、オーディオインターフェースのアウトプットから接続されているスピーカーやヘッドフォンに流れますが、アウトプットではなく、そのままインプットに入力(ループ)される原理です。

ループバック機能を活用することで、配信中にPCからのBGMと自分のマイクからの声を同時に配信できます。

ループバック機能は、オーディオインターフェース本体に搭載されている場合とソフトウェアに内蔵されていてPCで操作する場合の2種類に分けられます。

どっちが優れているという訳ではないので、用途によって選びましょう。

おすすめのオーディオインターフェース

配信向け

MOTU MT2

MOTUブランドは、レコーディングエンジニアが使用するプロユースのオーディオインターフェースです。

そのため値段が高く、一般人には手が出しにくい高級機でした。

しかしMOTU MT2は、様々な人にも導入しやすいリーズナブルな値段でありながら、プロユースの品質を持ち合わせる革命的なオーディオインターフェースです。

ループバック機能も搭載していますので、配信用としてもおすすめです。

STEINBERG UR12

リーズナブルで高品質なオーディオインターフェースでおすすめなのが、STEINBERGのUR12です。

1万円台のオーディオインターフェースの中で、ループバック機能を搭載しており、YAMAHAのプロエンジニアがチューニングしたマイクプリアンプ「D-Pre」での高音質での配信が特徴です。

またSTEINBERG UR12は、DAWソフト(Cubase)が同梱されており、手軽に録音を行うこともできます。

AUDIENT evo4

コンパクトかつスタイリッシュなデザインが魅力のAUDIENT evo4

デスクに置いたときに違和感がないようなシンプルなデザインがおすすめです。

価格も1万円台とリーズナブルでありながら、ループバック機能も搭載しています。

またスマートゲイン機能を使うことで、マイクの音量を自動で調整するので、初心者にもおすすめの1台です。

FOCUSRITE Scarlette 2i2

海外でも根強い人気を誇るFOCUSRITE Scarlett 2i2は、鮮やかな赤色が映えるデザインが特徴です。

ループバック機能はありませんが、マイクとヘッドフォンがセットになったエントリーパックもあるため、初めてのオーディオインターフェースにおすすめです。

ゲーム向け

YAMAHA AG03MK2

ミキサー型のおすすめのオーディオインターフェースの中でもイチオシなのが、YAMAHA AG03MK2です。

ミキサー型の利点は、操作性が優れており、ボリューム調節やエフェクトの切り替え、ループバックなどが直感的に行えるため、オーディオインターフェース入門機としてもおすすめです。

また、フットスイッチを接続すると、足元でボリュームやリバーブのオンオフができるため、ゲーム配信をメインに考えている方に非常におすすめのオーディオインターフェースです。

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