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Quest:Oculus Air Linkの設定方法について

  • 4月 28, 2021
  • 4月 22, 2023
  • VR
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Quest2とPCの接続設定方法とおすすめ商品リンク
Oculus LinkOculus Air Link
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 皆さんは4月13日にOculus公式から発表されたOculus Air Linkオフィスアップデートについてご存知でしょうか。この発表は今後のVR体験が大きく変化する大きな発表でした。今回はこのアップデートについて、皆さんと情報をシェアしていこうと思います。本家発表が英語なのでよくわからない方や読む気力が出なかった方も多いと思いますので参考にしていただければ幸いです。

この素晴らしいアップデートの最中、筆者のQuest2は修理中だという悲劇。

Oculus Air Linkについて

 本アップデートである、Oculus Air Linkに関するアップデートは現在v28で実装されている試験的な実装です。このテストに参加するためには、ヘッドセットとPCの両方でv28ソフトウェアが実行されている必要があります。また、PCとQuest本体の接続にはWifiを使用し、wifiの通信帯域5GHzが推奨されています、2.4GHzでの接続をすると遅延などの大きな原因となりますのでご注意を。

 Oculus Air Linkは昨年2020年にベータ版を終え、正式バージョンとなったOculus Linkの強化版という位置付けで開発されています。皆さんもご存知の通り、Oculus Linkを有効にするためにはOculus LinkのためのUSB TYPE-C to C もしくは TYPE-A to Cのケーブルが必要でした。

 しかし、Oculus Air Linkではその物理的な縛りから解放され、完全に無線の状態でのPCとQuest本体との接続を可能にします。つまりいままでケーブルが気になりなかなか思うようにプレイすることができなかったスポーツ・フィットネス系のゲームも、移動制限が気になって思うようなアクションができなかったチャット系ゲームでもその制限を気にすることなく、空間的に自由な体験が可能となります。

以下は推奨されている情報のまとめ

  • 前提条件:電波がある程度強力でセキュリティ的に安全なWifiが備わっていること(ネットワークが混雑している場合はLinkケーブルを利用して接続することを推奨)
  • “理想”とされる範囲:Wi-Fiルーターから20フィート(大体6メートル)以内で、ルーターとの間に障害物がないこと
  • Wi-Fi:11acもしくは11ax規格の5GHz帯
  • Oculus Link(有線状態)の動作要件を満たすスペックのPCであり、PC側がLANケーブルでネットワークに接続していること。

Air Link概要についての本家英語サイトについては以下

https://www.oculus.com/blog/introducing-oculus-air-link-a-wireless-way-to-play-pc-vr-games-on-oculus-quest-2-plus-infinite-office-updates-support-for-120-hz-on-quest-2-and-more/

Oculus Air Linkの設定方法

画像がなくて申し訳ないですが、Quest2が修理から戻ってきたら画像を追加します。
なお、設定方法について情報提供していただいたY氏、どうもありがとうございます。

PC側Oculusアプリでの作業

デスクトップ版アプリである「Oculus」の「設定」から「ベータ」を選択。
ベータ項目の中の一番下にある「Air Link」をONにします。

Quest側での作業

  1. Quest2内の「設定」から「バーチャル環境」の項目を選択し、「テスト機能」から「Air Link」を選択します。
  2. 「Air Link」を選択すると、クイックアクション(Wi-Fiやガーディアンを設定する項目)にAir Linkが現れるので、それを選択し、接続するPCを選択(必ず同じLAN環境で繋がっていること)。
  3. 設定後、「利用可能なコンピュータ」から「起動」を選択することでOculus Linkでの接続同様にRift版のホームが立ち上がります。

オフィスアップデート

 ついでに情報を共有しておきたいと思います。Oculus Air Linkと同時に発表されたオフィスアップデートですが、物理キーボードの使用が可能になるようです。

 Logitech(日本ではLogicool)とのパートナーシップなので、現段階ではLogitechのキーボードのみの正式対応となる(?)ことが予想されますが、物理キーボードの導入によってVR環境下で作業をするような方々には大変ありがたいアップデートとなることは間違いないですね。なお、公式によると現在対応しているのは「LogitechK830」となっています。

 画像のように、Quest2に標準装備されているカメラで手の位置を認識するようですので、ブラインドタッチが苦手な方でも入力が容易となっています。

今後のさらなるアップデートが楽しみですね。

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