純正のアクセサリーは優秀ですが、種類が少ないため、ここにもこんなアイテムがあればいいのにな、というユーザーの悩みは尽きません。特にQuest2はQuestに比べてヘッドマウントが安定しないため、ヘッドマウントのためのアクセサリーは最低限購入したいところです。
さらにコントローラーにも「握り」のための凹みがあるわけではないので、スポーツ系VRを体験する際に、コントローラーがすっぽぬけてしまう可能性があります。せっかく買ったVRをそんなことで壊してしまうのは残念ですよね。そこで、純正のおすすめと、純正ではカバーしきれない部分を非純正のアイテムをおすすめしていきたいと思います。
注意点
Quest2の発売日が最近であることもありますが、サードパーティ製のアクセサリーは現状発売間もないものが多いです。レビューが出揃っていない状態ですのでAmazonで購入する際はAmazonから発送されるもの、楽天で購入の際は返品についての項目をしっかり確認しておきましょう。
万が一不良品を掴んだ場合は迷わず返品し、新しいものを購入するようにしましょう。
Quest2とは
Quest2とは、Facebook社より2020/10/13から発売されているVR機器のことです。現在ではMeta Quest2と呼ばれていますが、2021年10月28日から「Oculus」から「Meta」へと名称を変更しています。
Meta Quest 2は、VR機器Questシリーズの最新機種であり、Meta Quest製品の次世代版です。システム面を強化し、今までにない新しい機能を多数搭載しています。
また、ユーザーインターフェースも一新され、より直感的に操作できるようになりました。より優れたグラフィックと魅力的なシステムで、ゲーム体験を向上させました。
新しいデザインに加え、『メタ・クエスト2』には様々な新機能が搭載されています。さらに、『メタ・クエスト2』では、ソーシャルな環境でのプレイという新しいアイデアを提供し、その可能性を広げています。
「メタ・クエスト2」は、非常に多くの魅力的な機能を備えており、ユーザーに何時間もやり込める没入感のあるインタラクティブな体験を提供します。
ゲームを遊ぶ上でVR機器とPCが必要な機種が多いですが、Meta Quest2はVR機器のみでゲームや動画を楽しむことができます。
基本はVR機器単体でゲームをプレイしたり、動画を視聴したりといった使い方が一般的ですが、Meta Quest2の特徴はPCと接続した状態でも楽しむことができるという点です。
PCに接続してPC用VRゲームを遊ぶことができる現在最もコスパの高いVRの機器と言えるでしょう。
充電も3時間程度持ちますし、コントローラーのレスポンスも良く、Webカメラなどを使用しなくても部屋の状態やモーションを認識してくれること、さらにコードレス設計であるため、スポーツ系のVRを始め、様々なVR体験をするのにうってつけの機器となっています。
ただQuest2は機器性能自体はUPしているのですが、前機種のQuestよりも価格が安くなっている分ヘッドマウントの快適性は落ちています。そこでそれを補うためにQuest2専用のヘッドマウントストラップが別売りで発売されています。
安定感はサードパーティ製のヘッドマウントとは一線を画するものとなっており、高い安定性に加えてダイヤル式の簡単な調節機能により、いつでも微調節を行うことが可能です。
純正を購入するなら、携帯ケースとバッテリーの付いたタイプをおすすめします。VRChatなどの長時間プレイが主体となるゲームでは、充電の残量を気にしなければならないのがネックですが、バッテリーをストラップに取り付けられるので、充電しながらのプレイが可能となり、普段よりも長い時間、ゲームをプレイすることができます。
また、サードパーティのストラップでは、ケースに入らない事例を多く聞いていますが、こちらは純正ですのでその点もクリアしています。
一点問題があるとすれば、純正のヘッドマウントストラップは、少々価格が高いという点です。もちろん使用感は保証されているため、お金に余裕のある方々は是非純正を購入するべきでしょう。
しかし、良い製品を手に入れたいけど、価格も抑えたいというのが大体の方の本音だと思います、今回はそのような方々にぴったりな商品を紹介していきます。
ヘッドマウントストラップ・パッドについて
おすすめのアクセサリーを紹介していきますが、特におすすめなのがヘッドマウントストラップです。
デフォルトのヘッドマウントストラップは役に立たずのヒモと言って良いレベルです。
しかしながら、そんな役に立たないヒモでもパッドを取り付ければ全く別物になるほどのポテンシャルを持つため、安価で済ませたい方はパッドを購入、ヘッドマウントストラップそのものを取り替えたい方はヘッドマウントストラップを購入するとよいでしょう。
実際、純正のエリートストラップは至高だと考えて良いですが、エリートよりも安いヘッドマウントストラップでも純正のヒモよりは全然良いですし、パッドでさえ装着すれば快適度はかなり上がります。
ストラップ | 快適度評価(10段階) |
エリートストラップ | 10 |
サードパーティ製ストラップ | 5-8 |
パッド | 6-7 |
純正のヒモ | 1 |
個人の感想ですので、異論を持つ方はいらっしゃるかもしれませんが、サードパーティ製のストラップは出来の良いもの、出来の微妙なもの次第でパッドよりも低くなってしまう場合があります。
ただし、出来の良いものはやはりエリートに近い快適度を得ることができるのでおすすめ順としては「ヒモ<サードパーティ製ストラップ<エリート」の順になります。
ただし、エリートストラップとサードパーティ製ストラップの間の快適度評価9には超えられない壁があるようにも感じられますが…。
少なくともハズレを引いても純正のヒモよりは快適度が高いので安心しましょう。
おすすめのアクセサリー
もっともおすすめなのはヘッドマウントストラップですが、スポーツ・フィットネス系のゲームで遊ぶ方はシリコン製のフェイスクッションをおすすめしています。
純正のフェイスクッションは汗を吸い取ってしまうので、汚れが気になってしまうのが悪い点。
その悪い点を改善してくれるのがシリコン製のフェイスクッションです、どれだけ汗をかいても弾いてくれますし、汚れが気になれば洗濯をすることができます。
スポーツ・フィットネス系のゲームを遊ぶならおすすめというよりは必須ですね。
Anker Charging Dock(充電ドック)
ヘッドギアとコントローラーの置き場所に困っている方というのは多いハズです。
まとめて置いておけるだけでなく、急速充電までできてしまう優秀なガジェットがAnkerから発売されています。
すっきり揃えて置いておけるだけでなく急速充電までできてしまうならば、これはもう買わないという選択肢はありません。
専用電池が付いており、ヘッドギアだけでなくコントローラーも同時に充電が可能です。
というかこういうのを追加購入ででも公式商品にしてほしかったですね…。
ヘッドマウントストラップ
QuestからQuest2になり、悪くなった部分の唯一の点は安定性の悪い純正ヘッドストラップです。
もちろん、Eliteストラップを買うことができれば一番良いのですが、ショップを覗いてみれば品切れだったり、高くて手が出せなかったり…という方も多いハズ。
SHEAWAのサードパーティアイテムは品質が良いものが多く、フェイスクッションとヘッドストラップは特におすすめできます。簡易的な取り付けキットでも純正のヘッドストラップを使用し続けるよりは100倍マシなので購入をおすすめしています。以下は当サイトで売れ筋の2アイテムをご紹介。
ヘッドマウントストラップのおすすめは次の2つ、値段は一緒ですが割引率で考えても良いですね。
ほぼ同じ商品です。
ヘッドセット レンズ傷防止キット
眼鏡の装着時にVRヘッドセットのレンズを傷つけてしまうという、悲劇からヘッドセットを守ってくれるレンズキットです。VRヘッドセットのレンズは自力交換が不可能なため、眼鏡ユーザー必携のアイテムです。
Oculus Quest、Oculus Rift S、Oculus Goと互換性があります。
フェイスクッション
先日、消費者庁からQuest2のフェイスクッションのリコールが発表されました。理由は「ごく少数人の間で、化粧品とフェイスクッションが化学反応し、軽微な皮膚炎の原因となった」という事例が報告されたためです。
そんなタイミングなので、フェイスクッションを新調するという選択肢もありではないでしょうか。フェイスクッションはシリコンで洗濯可能のものが衛生的です、また鼻部分の隙間が気になる方はノーズパッド部分に光の漏れ防止がついているものにするとだいぶマシになります。
実際色は複数展開されていますが、特に拘りがなければ黒をおすすめします。やはりフェイスクッションは視界に入りますので気になる方は気になるかと。
また、先程も述べたとおり、スポーツ・フィットネス系のゲームをする方は必須です。
汗を弾く・洗濯が可能という点は衛生的にも非情に重要なポイントとなりますね。
グリップカバー・コントローラーアタッチメント
コントローラーは案外繊細なものなのですっぽぬけて破損してしまわないようにグリップ力のあるカバーを装着することをおすすめします。グリップのカバーはコントローラーの傷防止のためにもなります。また、ストラップはついているもののほうが良いですね。最悪すっぽぬけてしまっても手にひっかかってくれると安心です。
カバーを付けている時に面倒なのが電池の交換ですが、カバーをつけたままでも電池交換ができるものであれば楽チンなのでおすすめ。
卓球用アタッチメント
最近VR界隈でアツいのが卓球です。
完成度・クオリティ共にめちゃくちゃ高いのでドハマリする人が急増中。ショットする際に感じる手の衝撃が実際の卓球の球を打ったときの感覚に似ており、ドライブ・カットなどの打ち分けも可能です。
AMVR製のラケットは右利き・左利きにひとつのラケットで対応します。
右利き・左利きの商品で分かれていますが、AMVR製のラケットはたびたび品切れになるのでSHEAWA製もおすすめ。
ソード用アタッチメント
ビートセイバーやガルガンチュアなど、剣を扱った作品をもっとリアルに楽しみたいときのアタッチメントです。
実際にライトセイバーを持っているような感覚を味わうことができます。
充電器と電池のセット
コントローラーの電池は充電可能なものを4本揃えておくと、使用済み電池がかさばることがなく、コントローラーの電池が切れてもすぐに交換することが可能なのでおすすめです。
少し高いですが急速充電機能が付いています、標準の充電器は充電完了までに7時間程度かかりますが、急速充電機能は3時間程度で完了します。
セット商品もありますが、バラで購入したほうが安かったのでバラで最安を紹介します。
電池のみ
標準充電器のみ
急速充電器のみ
オーディオアクセサリー
ここで注意しておきたいのはQuest2はQuestと異なり、イヤホンジャックが1つしかないことです。逆に言えば普段のイヤホンが使用できますが、360°サウンドの【3Dステレオイヤホン】を選ぶことでさらに没入感の高いVR体験が可能です。
また、ヘッドホンも使えるのでヘッドホンもおすすめですが、ケーブルの長さは考慮に入れる必要があるでしょう。
こちらはPCに接続する際にかなりおすすめできる機種ですが、ワイヤレス時でも使用でき、長時間使用でも耳が痛くなることがないのでヘッドホンで迷っている方は購入をおすすめします。
OculusLink用ケーブル
PCと接続してPC版のアプリケーションを利用するためにはUSBケーブルが必要になります。長さは3mあれば大体は十分ですが、PCからプレイエリアまでの距離が長い方は3m以上のものを購入するのが良いでしょう。また、Type-A to CもしくはType-C to Cかどうかは確認してから購入するようにしましょう。
ただし、純正でもAnker製でもありませんが、もっともおすすめなのはQuest2側に接続するケーブルがL字になっているタイプのケーブルです。I字ですとどうしても、手がケーブルが干渉してしまうことがあります。どのサードパーティでも動作が確認されているものが多いですし、私も使ってみたので動作は問題ありません。長さも5mありますので足りない!ということはないでしょう。
既にI字型を買ってしまったという方もL字コネクタを使用することで同様の形状に補正することが可能です。
また、Oculus LinkやSteamVRの利用方法についてはこちらを参考にして下さい。どちらもQuest2ユーザーならば利用は無料です。
Quest2とPCの接続設定方法とおすすめ商品リンク Oculus Link Oculus Air Link VRおすすめアイテム21選 Quest2にも使えるマルチ充電器 今回はOculusQuest2とPCを[…]
ディスプレイ・コントローラーホルダー
ちゃんとした置き場所があればその辺に置きっぱなしにして、本体やコントローラーを落としてしまうということや踏んでしまうということが防げるだけでなく、汚す心配をある程度排除できるのでホルダーを購入しておくことをおすすめします。
収納ケース
VRを持って実家へ帰省する、友人の家へVRを持っていくなど用途は様々かと思いますが、機器を壊してしまうリスクを抑えたい方は持ち運ぶ際は必ず収納のためのバッグが必要です。
取っ手やベルトがついているものが持ち運びに最適です。