ゲーミング用途にキーボードはほしいけど、別にマクロキーだとか光ってたりだとかはいいかな…という方向けにベリーナイスなキーボードを紹介します。
東プレから発売されているREALFORCEというキーボードシリーズですが、私はゲーミング用途としても最高のパフォーマンスを発揮してくれる素晴らしいデバイスだと思っています。
そもそもゲーミングキーボードは無駄に光りすぎ、カッチャカッチャうるさいなど、ゲーマーが多く楽しむゲーム配信などでは不向きな面も。
RealForceとは
シンプルな見た目とシックなデザインに惹かれる方も多いでしょう。
東プレのキーボードはタイピングを重要な仕事とする事務の方(銀行や郵便局など)や、ヒューマンエラー以外の機器的なミスを許さない方などが非常によく愛用するキーボードです。
RealForceの特徴として、後に紹介する「静電容量無接点」という方式で入力をサポートしてくれるのですが、静音性に優れ、いかなるミスも発生させない正確な入力をサポートしてくれます。
メカニカルキーボード同様、ひとつひとつのキーが独立しているのでひとつのキーが壊れてしまっても修理することは可能なので物持ちが良いキーボードとしても挙げられます。
キーボードはそれぞれに癖を持っているものなので、タイピングに慣れの期間が必要ですが、耐久性に優れ物持ちも申し分ないRealForceでは一度慣れてしまえばずっと同じタイピングの感覚で、RealForce間で買い替えをしたとしても同様の入力感覚でデバイスを使うことが可能です。
入力のプロが使用するこのキーボード、ゲーミング用途にしてしまっても十分使えるのです。
ゲーミングデバイスとしてどうなのか
ゲーミングキーボードを買う際に基準となりやすいのが
- デザイン
- 軸
- タイピングのしやすさ
- 同時に押せるキーの数
- 有線か無線か
- マクロキーの有無
あたりでしょうか。ここで一つずつ解説を添えていきます。
デザイン
まずはデザインですが、例えばLEDライトがピカピカするというのは確かにゲーミングデバイスらしくはありますが、全員が全員肯定派かと言えばそうではありません。
ピカピカするのが嫌だという方は結構いますのでニーズとしては、光っていないキーボードはかなりアリだと思います。
Realforceもゲーミング向けにLEDライトのついたタイプのものもあるので光っているものの方が良いという方はそちらを選択するとよいでしょう。
軸
ゲーム界隈ではよく「軸何使ってる?」という会話を聞きますが、同じ色の軸でもメーカーごとにその特色は異なります。ですので軸の色だけ聞いてもその重さ(タイピングのしやすさ)や静音性は異なります。
Realforceの軸は静電容量無接点という方式を採用した軸になります。
最大の特徴は静音性だと思いますが、他にも「入力がなめらかにできる」「チャタリング(キーを押下したときに同じキーが2度押された判定になってしまうアレ)を起こさない」「キーの耐久性能が高い」という非常に優れた特徴が多いですね。
そもそも入力のプロが扱うキーボードなので当然の性能です。
ただデメリットとしては少々高いことでしょうか。(ただし費用対効果で言えば費用対効果は大きい)
キーボードの軸で静電容量無接点方式というのは非常に優れたものなので、初期投資が高くなってしまうというデメリットがあります。
タイピングのしやすさ
こちらは先程も述べたとおり、RealForceは入力のプロが好んで使うキーボードなのでキーを一度叩けば入力のしやすさに感動して、ワンタップで欲しくなってしまうこと間違いなしです。
実際私もRealForceを一度叩いただけで欲しくなってしまったので、これは例えではなく本当の話です。
ゲーミングキーボードのランダムで不安定な操作性を選ぶ必要はありません、RealForceを選択して後悔はありえないでしょう。
ただ、一点問題になるとすればキーの重さです。
RalForceでは、30g固定・45g固定・55g固定・30g-45g-55gの可変式のキーがあります。
可変キーボードでは中心の方が重く、端にいくほど軽くなり、それぞれで適正の重さになっているのであまり気にすることはありませんが、固定がよいという方もいますのでワンポイントアドバイスです。
- 35gは少々軽すぎる印象、全体が30gにする場合は軽いタイピングを好む方向け。
- 45gは固定の中で一番ストレスフリーな重さ、これが標準だと考えてよい。
- 55gは力強いタイピングをする方向け、小指もしっかり使って正しいタイピングをする方には小指側が少々重いかもしれません。
入力しやすさを追求する方向けにAPC機能も付属
APCとは、アクチュエーションポイントチェンジャーの頭文字を取った機能であり、キーを押してから反応するまでのキーのスイッチの深さを調整することができる機能です。
静電容量無接点方式はスイッチ入力とは異なり、キーを押し切らなくても反応させることが可能です。そのため入力の深さをAPチェンジャーによって自由に調整することができるので、クセのある方もよりよいキーボード入力の体験が可能です。
同時に押せるキーの数
こちらは現在のUSB方式では最大6キーですが、一昔前のPS2方式では無限にキーを同時押しできていました。
そもそも同時押しが6以上必要なゲームはないので、同時押し絶対重要マンはPS2方式のキーボードを選ばなければなりません。
同時押しに関してはRealForceでも気にしなくてOKです。
有線か無線か
RealForceは有線も無線もあります。品質はもちろん高品質ですのでワイヤレスも選択肢に入れてOK。
マクロキーの有無
これだけは搭載されていません。
ゲーミングキーボードの良さってマクロキーの有無とLEDの華やかさでゲーム部屋らしくなるということでしょうか。
マクロが必要な方はマクロ可な片手キーボードやマウスを選択することでカバーすることができます。
静音性に優れているため深夜ゲーム勢も大喜び
RealForceをゲーミング用途選ぶ理由として、入力の正確さを挙げてきましたが、上述で触れてきた通りタイピング音が非常に静かだということが大きなメリットです。
例えば同居人や親などの家族に配慮しながらゲームがしたいけどゲーミングキーボードはカッチャカッチャうるさいし…なんかいい方法がないかなぁと考えている方向けだったりという需要は多いと思うんですね。
そもそもゲームをしていない人がゲームをしている人に対して不快になる原因というのは
- 通話をする声
- タイピング音
が2大原因だと思います。そのうちの1つの原因をカットすることができれば同居人などに怒られる回数も減るかなと考えます。
ちなみに、RealForceゲーミングキーボード版は光っているか光っていないかくらいしか見た目に大きな違いがない上に、ゲーミング感を出すために控えめのカチャカチャとしたタイピング音が追加されているので個人的にはこの用途ではおすすめしていません。
おすすめのRealForceキーボード
好まれる傾向として日本語配列が多数派なので日本語配列を紹介していきますが、英字配列ももちろんラインナップされています。
固定荷重なら45gをおすすめ
ライターさんや、一日にひたすら文字を売っているような事務職の方には30gの荷重をおすすめするのですが、ゲーミング用途であれば一日に何時間もタイピングしているわけではなく、AWSDやSHIFT・SPACEの使用が多いと思いますので一番クセの少ない45gが良いかなと思います。
カスタマイズ性の増したRealForce R3も
専用ソフトウェアでキーマップ入れ替え機能・押し込み位置変更機能などが利用できるようになり、デザインキットの購入でキーボードデザインが変更できるようになりました。
標準はブラックやホワイトです。
45g・APC付き・R2
45g・こちらはAPCなし・R2
可変荷重キーボード
個人的なおすすめは可変荷重のキーボードです。実際に私もゲーミング用途で使っていますがタイピングのしやすさ。ブラインドタッチのしやすさ、癖のなさ、キーの押し心地どれをとっても一級品です。とてもおすすめ。
変荷重・APCなし・R2
変荷重・APC付き・R2
こちらのモデルAmazonにありませんでした。
AmazonちょっとRealforce系品揃えが悪いですね。
ワイヤレス・有線両対応モデルも
ゲーム部屋でコードを減らしたいという方、ワイヤレスキーボードを好む方でも大丈夫です。ワイヤレス・有線どちらにも対応したモデルもラインナップにありますのでニーズに合わせた使い方が可能。
変荷重・APC付き・R3
45g・APC付き・R3