コスパの高いゲーミングパソコンは誰しもが欲しいものです。
もちろん性能は良いほうがいいですが、やはり気になるのは価格です。できるだけ価格を抑えたいけど、長く使えなければもったいないし…という方に参考にしていただきたい記事になります。
コスパが高いパソコンについて知りながら、コスパを求めた一台を探してみてくださいね。
コスパの高いゲーミングPCとは?
費用対効果の高いゲーミングPCの定義を考えるとき、考えなければならないことはわりと多いです。コストはやはり最も重要ですが、ユーザーの性能ニーズなど他の要素も考慮する必要があります。我々一般ユーザーがゲームにスパコンを必要としないのと同様に、あまり高スペックのものを買ってしまっても性能の半分も使わないなんてこともあります。
コスパを考える際、基本的には構成パーツのアップグレードの可能性や頻度、システムの寿命も考慮しつつ、価格を考えると買い物がうまくいきやすくなります。費用対効果の高いゲーミングPCはニーズのバランスを取る必要があります。
もし、6,7年と同じパソコンを使い続けたい場合、GPU(グラボ)・メモリ部品のアップデートのしやすさ(つまりメンテナンス性)を重視する必要があります。
条件①:長期間使えること
コスパの高いゲーミングPCとは、長期間使えるゲーミングパソコンと同義だと言ってもよいでしょう。
ゲーミングPCのパーツで最も重要なものは、GPUですが世代交代があるとミドルスペックのものを買っても世代が変われば、ロースペックになるということも。
プレイしたいゲームがアップデートで快適に遊べなくなったり、新しくリリースされるゲームの推奨スペックを満たさなくなったりする可能性もあるということです。
GPUは2年〜3年の周期で世代が明確に変わることが多く、近年ではそのスピードも早くなりつつあります。
要求より1つ上のスペックのものを選んでおけば、ゲーミングPCが2〜3年長く快適に使えるので、コスパが良いと言えるのです。
条件②:必要な要求スペックを見極める
そこそこ動作の軽いゲームだけを遊ぶ場合は、ハイスペックなPCでなくても快適にプレイできます。
この場合、あまりにハイスペックなゲーミングPCを買ってしまうと、無駄な出費になってしまう可能性があります。
自分の遊びたいゲームに必要なスペックを見極め、最小限の出費で自分に合ったゲーミングPCを選びましょう。
それがあなたなりのコスパの高いゲーミングPCといえるのです。
コスパの高いゲーミングPCをの選び方
コスパの高いゲーミングPCの選び方は、主に以下の通りです。
選び方①:コスパの高いCPU
CPUは、ボトルネックにならない程度のものを選びましょう。
現状でスペックが足りていない場合を除いて、ハイスペックなCPUを選択してもGPUほど効果を体感できません。
スペックごとに代表的なゲームを例に挙げて、おすすめのCPUをご紹介します。
ミドルレンジCPU
ミドルスペックでおすすめするのは、Intel第10世代i5相当以上のCPUを搭載した製品になります。
Apex LegendsやValorantなどの軽量級FPSゲームであれば、最新世代上位のスペックでなく前世代のCPUでも十分快適にプレイできます。
現状、第10世代のゲーミングPCは中古以外は出回っていないので、Intel Core i5-11400かIntel Core i5-12400Fがおすすめです。
ハイエンドCPU
MOD導入やBattle Field2042などの重量級FPSゲームを快適にプレイするには、Intel第12世代i7以上のCPUを搭載する製品をおすすめします。
ハイスペックのものを選ぶ場合は特に、長期的に使えるものを選ぶ方が相対的にコスパが良くなります。
こちらのおすすめCPUはIntel core i7-12700となります。
ゲーム配信も十分可能な性能を持っていますよ。
選び方②:コスパの高いメモリ
ゲーミングPCはメインメモリが16GB以上の製品を選びましょう。
以下で、それぞれの用途で必要なメインメモリの容量をご紹介します。
ミドルレンジメモリ
ミドルスペックのゲーミングPCでは、メインメモリ16GBの製品を選びましょう。
ApexやValorantなどの軽量級のゲームは8GB以上のメモリを要求しているものが多いです。
メインメモリは、不足すれば動作が重くなる原因となりますが、多いから快適ということはないの
で、ゲーム中にブラウザを起動できる程度の16GB搭載したモデルで十分です。
ハイエンドメモリ
ハイスペックのゲーミングPCを選ぶ場合は、最低でも16GBのメインメモリを搭載したモデルを選択しましょう。
MOD導入やBattle Field2042などの重量級FPSを遊びながらブラウザを開いた場合、メインメモリ16GBでは足りない可能性があります。
ゲーム配信をする場合にも、多めにメモリ容量が必要になるので用途に応じて32GB程度を搭載しておくと良いでしょう。
選び方③:コスパの高いGPU
ゲーミングPCで最も予算をかけるべきパーツはGPUです。
用途ごとのおすすめGPUは以下の通りです。
ミドルレンジGPU
ミドルスペックのゲーミングPCには、RTX3060搭載のモデルをおすすめします。
現状、Apex LegendsやValorantなどの軽量級のFPSをプレイするだけなら、GTX1660程度でも十分遊べます。
しかし、アップデートで必要スペックが上がる可能性がないとは言えませんし、高フレームレートを狙うには力不足です。
また、GPUは画質やフレームレートなどゲームの快適性に直結するので、少し余裕のあるものを選んでおけば長期間使えてコスパが高い選択になります。
ハイエンドGPU
ハイスペックのゲーミングPCには、RTX3060Ti以上を搭載したモデルを選びましょう。
例えば、Battle Field2042は、推奨スペックがRTX3060と非常に高く、今後のアップデートを考えると少し上の性能のGPUを搭載した方が長く使えてコスパが高いです。
RTX3060TiかRTX3070程度のGPU搭載モデルをおすすめします。
予算は費用対効果を考える
ゲーミングPCは、費用対効果を考えて予算を組みましょう。
CPUとGPUはバランスを考えて選ぶ必要がありますが、ゲームをする上ではGPUの優先度が高くなります。
また、長期間使用することを考えると、耐久力も気になることでしょう。
通常、ゲーミングPCの保証期間は1年ですが、延長保証をつけられるショップもあります。
自分に必要なスペックを見極めて、コストダウンした分で延長保証をつけるのもコスパアップに繋がりますよ。
近年のゲームの要求スペックについて
近年のゲームの要求スペックに関しての情報をあわせて、どの程度のスペックを選べばよいかというイメージを掴んで貰えるかな、ということで最近のゲームを例にして解説していきます。
今人気のゲームはそこまで高スペックを必要としていない
今、人気のあるゲームはそれほど高スペックを要求していないです。
例えば、Apex LegendsやValorantなどのゲームは、4K60fpsやフルHD高フレームレート張り付きを目指す場合でも、第12世代Core i5とRTX3060程度の性能があれば十分。
フルHDで画質を落として遊ぶ場合には、CPUは第11世代Core i5、GPUはGTX1660搭載モデルでも快適にプレイできるでしょう。
高スペックが要求されるゲームとは?
高スペックが要求されるゲームは大きく分けて3種類ほどあるかなと思いますが、そのうちのひとつがMODを導入するゲームです。
例えばマインクラフトですが、バニラ(MODを導入していない)状態のマインクラフトであれば、グラボのついていないノートPCでもサクサク動作でプレイが可能ですが、MODを入れれば非常に処理の多いゲームへと変貌し、高スペックのPCを必要とします。
このように、MODを扱う場合、高スペックのPCを要求する場合がほとんどです。
リアルに近づければ近づけるほど、高い性能のゲーミングPCが必要となります。
そして2つ目にバトルフィールドなどのリアル描写のFPSです。
こちらは建物の破壊などで物理演算が激しく行われますのでそれに応じて映像処理を行うグラフィックボードの性能が特に求められます。
そして、3つ目にVRと連携して使う場合です。
VRChatなどでやりたいことの幅が広がれば広がるほど、MODのように高スペックのゲーミングPCが要求されますので、初期投資を頑張っておくのがよいでしょう。
コスパの高いゲーミングデスクトップの紹介
各ゲームごとのおすすめゲーミングPCをご紹介します。
基本的に、マウスやキーボードなどはオプションとなりますのでオプション品が気に入ればオプションを購入する、他に用意したければ他で用意するくらいの考えでよいでしょう。
ミドルレンジの高コスパゲーミングパソコンのおすすめ
現環境でコスパの高いグラボはRTX3060やRTX3060tiといったクラスのグラボであり、今後の流行りのゲームについていくならこのあたりのグラボは初期搭載しておきたいところです。
もちろん、RTX3060以下のグラボでも動作しますが、今市場に出ているグラボでミドルクラスと言えばこれが主流となっています。
まず紹介する機種ではIntel第12世代のCore i5-12400とRTX3060を搭載。
Apex LegendsやValorantなどをフルHD高フレームレートや4K60fpsにてプレイが可能。
メインメモリ16GB、SSDが500GBに加えて1TBの追加ストレージがあり必要十分な容量を備えています。
CPUにAMD Ryzen5-5600X、GPUにGTX1650の後継であるRTX3050を搭載。
メインメモリ16GBとストレージにMVMe SSD1TBの容量を備えておりメモリ・ストレージ共に非常に安定・快適な環境が整っています。
ハイエンドの高コスパゲーミングパソコンのおすすめ
ハイエンドのスペックで言えばRTX3080や3090あたりがそれに当たりますが、RTX3070はいわゆるミドルハイレベルと言ったレベルです。
このレベルを求める方は数年でマシンを買い替えてしまう方が多いのですが、ミドルレンジよりも初期投資が多い代わりに長い期間使うことが可能となります。
重量級のゲームやMODプレイでは常に最上級のレベルを求められるような物が多いですが、そういった使用用途でもコスパは高めていきたいという方におすすめするマシンです。
ミドルレンジとの違いはグラボやCPUだけでなくメモリ容量なども挙げられ、ハイエンドでは最低32GBのメモリ容量が備え付けられています。
メモリ容量16GBで十分な時代が終わってもノーメンテで使い続けることが可能となります。
CPUにIntel Core i7-12700、GPUにRTX3070を搭載。
メインメモリを標準構成で32GB、ストレージにSSDを1TBを備えているので、MODや重量級ゲームも快適にプレイできます。
CPUにCore i7-13700KF、グラボにGeForce RTX 3080を搭載、
メインメモリ32GB、ストレージにSSD500BGを備えているので、MODや重力級ゲームも快適にプレイできます。
DVDドライブ搭載、Wifi6やBluetoothに対応するなど多機能です。
ゲーミングパソコンの購入で失敗しないために
ゲーミングパソコンは半年経てばまったく別のセットアップとなっていることが多く、デバイス情報を更新していない方が購入すると前時代のマシンを掴まされることがよくあります。
ゲーミングパソコンを購入する際には、自分が必要とする機能やスペックを見極めることも重要です。
幸い、人気の基本無料プレイのゲームは高いスペックを必要とせず、そこそこのゲーミングPCでも楽しむことができますが、基本無料プレイの流行りの移り変わりは早いのでしっかりと初期投資を惜しまずに購入することが失敗しないポイントです。
重量級のゲームをプレイする際も、デバイス情報をしっかりインプットしてから購入するか、私どものようなサイトで最低限購入して失敗しないようなデバイスを揃えましょう。
自分の使用用途に応じてコスパの高いゲーミングPCの購入ができますように。