今年になって相次いで発売されている、ゲーミングPC用のゲームが携帯ゲームとして遊べるハード「ポータブルゲーム機」はご存知でしょうか?
GDPポケットなどの携帯サイズのwindowsから始まり、SteamDeckや最近発売されたROG Allyなど「ゲーミングPCの小型化」が進んでいます。
ここではこのポータブルゲーム機について解説し、おすすめのゲーム機について紹介します。
ポータブルゲーミングPCとは?
ここで紹介していくポータブルゲーミングPCとは、PCゲーム用のゲームがプレイできる持ち運びの可能なゲーム機のことを指します。
分類的には、Nintendo SwitchやPSPなどの携帯ゲーム機もポータブルゲーム機ではあるのですが、ポータブルゲーミングPCとは別ジャンルなので、ここでは省きます。
ハイスペック要求のゲームはプレイできる?
ポータブルゲーミングPCで最新の(特にFPS)ハイスペックゲームをプレイするのは厳しいです。
ただ、ミドルスペック要求のゲームならプレイは可能です。
Dying Light2などの、GPU推奨スペックが「GeForce RTX2060」くらいのものであれば、グラフィックス設定を少し落としてプレイできるくらいのイメージです。
以外かもしれませんが、エルデンリングは余裕ですね。
SteamDeckやROG Allyでは、ざっくりとRTX2060あたりを想像していただければ良いと思います。
本格的に使いたいならゲーミングPCを購入する必要がありますが、価格的にグッと抑えられ、あまりハイスペックのゲームはやらないという方には安い買い物になります。
ポータブルゲーミングPCでおすすめの遊び方
ハイスペックのゲームができないと言ってもXbox Game Passなどのクラウドゲーミングサービスを使えば話は変わってきます。
クラウドサービスを使えばハイスペックゲームを十分遊ぶことができ、快適にゲームを楽しむことができるのです。
Wi-Fiさえあればどこでも・どんなゲームでも遊ぶことができるのはポータブルゲーミングPCならでは。
テレビに繋げることもできるので、旅先にも持ち出せると思えばもう最強のハードかもしれません。
ポータブルゲーミングPC + クラウドサービスで可能性が広がります。
おすすめのポータブルゲーミングPCは?
おすすめのポータブルゲーミングPCは「ROG Ally」です。
価格で選ぶなら「Steam Deck」
他で「One-Netbook ONEXPLAYER mini Pro」「AOKZOE」などの選択肢もありますね。
ROG Ally
私は正直言って、どれを選ぶかと言われれば「ROG Ally」を選びます。
スペックも理由のひとつですが、OSがwindowsなのでブラウジングだけでなく、Office365などを入れて仕事の用途にも使うことができる点が魅力的。
ノートパソコンとゲーム機どちらも持ち運ぶ必要がなくなるのです。
ちなみに、SteamDeckとの大きな違いは以下が大きなポイントになります。
- 重量が約608 gと軽量
- OSがWindows11であること
- Wi-Fi6に対応
- CPU性能GPU性能が上位互換
- 外付けGPUのラインナップがある
特にROG Ally専用の外付けGPU「ROG XG Mobile」を使用することでハイスペック要求のゲームも遊べるようになり、非常にありがたいオプションです。
価格面では大差ないくらいになってしまいますが、ゲーミングデスクトップPCほど場所を取らないのがメリット。
OS | Windows 11 Home 64ビット |
画面サイズ | 7.0型ワイドTFTカラー液晶 |
記憶容量 | SSD 512GB (PCI Express 4.0 x4接続) |
GPU | AMD Radeon™ グラフィックス (最大8.6TFlops FP32) 外付けGPUラインナップあり |
バッテリー駆動時間 | 起動のゲームやドライバーのバージョンにより異なる |
SteamDeck
Steam Deckは、パソコン用ゲームをプレイするための高性能なハードウェアを搭載し、AMDのAPU(Accelerated Processing Unit)を採用しているため、CPUとGPUが一体化しています。
これにより小型化が実現しています。
重量は669 gとポータブルゲーム機としてはギリ許容範囲。
USB-Cポートが搭載されており、外部デバイスやアクセサリーを接続することができます。
また、本体内部にはM.2スロットがあり、ストレージ容量を拡張することも可能。
OSは「SteamOS」というOSですが、デスクトップモードなどもあるのでEpicgamesなどのアプリもダウンロード可能です。
SteamDeckのポイント
- 安価のラインナップがある
- SteamOSだが、一般的なブラウジングはできる
- 値段の割にサクサク動く
デスクトップPC用のゲームは多くの容量を必要とするので、おすすめは512GBです。
OS | SteamOS 3.0(Archベース) |
画面サイズ | 7インチ(対角) |
記憶容量 | 3ラインナップ 64 GB eMMC(PCIe Gen 2(1枚)) 256 GB NVMe SSD (PCIe Gen 3(4枚)またはPCIe Gen 3(2枚)*) 512 GB高速NVMe SSD(PCIe Gen 3(4枚)またはPCIe Gen 3(2枚)*) |
GPU | 8 RDNA 2 CU, 1.0~1.6GHz(最大1.6 TFlops FP32) |
バッテリー駆動時間 | 2~8時間 |
AOKZOE A1
持ち手の形状自体はSteamDeckと似ており、丸みのある持ち手がフィットする感じです。
個人的には少し昔のコントローラーを思い出させるデザインですが、そこが味かなと。
OSはWindows11となっており、SteamやEpicgames以外でも遊べ、ゲームの選択幅が広くなります。
本体は725 gと重め、手持ちの長時間プレイは少ししんどくなってくるかもしれません。
OS | Windows 11 Home |
画面サイズ | 8インチ |
記憶容量 | 3ラインナップ ストレージ容量 512GB / 1TB / 2TB SSD |
GPU | AMD Radeon 680M |
バッテリー駆動時間 | ゲームプレイ時間が約 5 時間、ビデオ再生時間が約 7~9 時間 |
One-Netbook ONEXPLAYER mini Pro
シンプルでかっこいいデザインですよね。
手触りはなめらかで619 gと軽量になっており、グリップしやすい持ち手で長時間のプレイにも耐えます。
OSはWindows11でこちらもSteamやEpicgames以外のゲームが遊べて嬉しいポイントです。
重量を考えればROG ALLYかOne-Netbook ONEXPLAYER mini Proの2択になります。
どちらを選んでも後悔しない選択肢だと思うので、黒が好き!とかそういうレベルで選んでも良いかと思います。
OS | Windows 11 |
画面サイズ | 7インチ IPS液晶(10点マルチタッチ対応) |
記憶容量 | 2ラインナップ 1TB / 2TB SSD M.2 2280 SSDスロット(NVMeプロトコル、PCIe3.0*4) |
GPU | インテル® Iris® Xe Graphics (96EU) |
バッテリー駆動時間 | 2.5時間(高負荷ゲーム実行時) |